ととの青春

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【タモリ原案】キンコン西野の三作目!泣ける絵本と話題!オルゴールワールド!

 

えんとつ町のプペル展inみなとみらいを開催するとおるです。

 

西野亮廣さんの三作目の絵本『オルゴールワールド』を知っていますか?

 

原案はタモリさん

 

タモリさんは『ラブ&ピース』は存在しないと言っています。『ラブ(愛)』があるから、戦争が起こる。『ピース(平和)』は存在しない。

 

愛するものがあると、相手の愛するものを奪わなくてはならないときがある

 

だから『ラブ&ピース』は存在しない。

 

今回のオルゴールワールドは、そのテーマを分かりやすく、めちゃくちゃ綺麗な絵で、そしてハッピーエンドで表現しています。

 

そのオルゴールワールドを完全解説しますのでぜひご覧ください。

 

登場人物・場所・もの

カンパネラ

この物語の主人公。科学が大好き。

空中帝国

カンパネラが住む都市。人口増加により、どんどん高いビルが建ち、広がった。

空中帝国の下にある森。空中帝国の人は防護服を着ないと森に降りれない。

ヨナヨナ

森の中に住む女の子。

オルゴール

ヨナヨナがもっているオルゴール。

ラッパ

カンパネラがお爺さんになっても作り続けるラッパ。その意味は?

 

 

 

あらすじ

《どれ、奇跡の話をしようじゃないか。》

と印象的な言葉からスタートするこの物語。

 

ぜひ読んでみてください。

 

カンパネラ爺がこしらえラッパはな、えれぇ昔に工場の屋根をつきぬけて、いまじゃ空中帝国から空にむかってビヨーンととびだしとるが、それでもまだまだ完成しとらんのだと。

 

カンパネラ爺は、そのラッパの先っちょで、もう50年も工具をふりましておる。そげな場所で足をすべらせたら、5000メートル下の『森』へとまっさかさま。ひとたまりもない。

 

ところがどっこい、まわりの心配なんのその、今日もラッパの大工事。

どんな言葉をかけようと、カンパネラ爺の返事はいつも決まってこうじゃった。

 

『ちょっくら奇跡に用がある』

 

オルゴールワールド

絵と文 にしのあきひろ

原案 タモリ

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 カンパネラ少年は、学校が終わるとまっすぐに科学塾に向かいます。カンパネラ少年が信じているのは目に見えるものだけでした。

 

カンパネラ少年は、家に帰ってきては、ばんごはんそっちのけで、望遠鏡を覗いてばかり。

ある日のこと。望遠鏡のネジがゆるんで、望遠鏡はくるりと下を向きました。空中帝国の足元5000メートル下には『森』があります。

「そういえば森はどうなっているんだろう?」カンパネラ少年はそのまま望遠鏡を覗き込みました。


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なん千年も昔、人間は海から生まれ、『森』で暮らした時期があったといいます。今の空中帝国の人には考えられません。森は悪性の細菌だらけで、とても人が住める環境ではないからです。年に数回、防護スーツを着た調査隊が、森に降りているといううわさもありました。

『森にはなにがあるんだろう』

森の観察をはじめてから、一週間ほど経ったある日のこと、カンパネラ少年は、たいへんな発見をしました。

『森』の奥にある湖のほとりに、カンパネラ少年とおなじ年くらいの赤毛の女の子がヒョッコリとあらわれたのです。さらに驚いたことに、防護スーツを着ていませんでした。

『どうして森に人がいるんだ?』

その日からカンパネラ少年は、毎日望遠鏡で森を観察しました。すると森には、男の人や女の人と暮らしていました。空中帝国と同じような暮らしがそこにはあったのです。

でも学校では、森には細菌だらけで、人間はとても住むことが出来ないと習います。いったいどういうことでしょう。


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あれから月日が経ち、カンパネラは30歳になったとき、空中帝国の極秘任務として、森の地質調査をまかされました。

調査隊は防護スーツに身をつつみ、高速エレベーターで5000メートル下へおりていきます。

調査隊になったとき、カンパネラは人類の進化の歴史を知りました。

700年前、人口の増加にともない、超高層ビル建ち並びました。それでも人口においつかず、ビルはどんどん高くなり、やがて、上層階同士が繋がり、あっという間に空中帝国が出来ました。

多くの人間は、豊かな生活を求めて、空中帝国へと移り住みましたが、一部の人間は森に残り、森とともに生きる生活を選びました。

空中帝国に住む人間と森に住む人間と、そのとき別れてしまったのです。

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森におりたったカンパネラは、突然背中のジェットを噴射させてとびあがらりました。

『みなさん、ごめんなさい』

 みんなの制止も聞かず、カンパネラは隊から離れました。いきさきは決まっていました。湖のほとり、あの赤毛の女の子がいたところです。

望遠鏡で女の子を見つけた日から20年間、ずっとこの機会をうかがっていました。

 半日もすると、ようやくそこにたどり着きました。あのとき望遠鏡でみたまんま。カンパネラは岩場に腰をおろし、5000メートル上の空中帝国をみあげました。そのときです。

『だれだ!』


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ふりかえると、森の住人が並んでいました。そのなかに赤毛の女が立っていました。あのときの女の子です。

「森ものではなさそうね。 なんの用しら?」

カンパネラはとっさに言葉を返しました。『キミに、あいにきたんだ』

女の子は顔色ひとつ変えません。

「ウソおっしゃい。外からきたものが、どうしてわたしを知っているの?」

カンパネラは大きく息をすってきもちをととのえ、答えました。

『むかし、あの岩の上で笛をふいていたろ?

女の子は目を丸くしました。

「あなたは、どうして私のこどものころを知っているの?」

『そのころのキミをずっとみていたからさ』

「どこから?」

『空から』

カンパネラは空中帝国をさして言いました。

『僕は、そらからきたカンパネラだ』


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赤毛の女の子はヨナヨナと言いました。カンパネラは空中帝国のことを伝えました。ふたりはお互いがすむ世界のことを話し合いました。

そのうちカンパネラもヨナヨナもおなじことを思うようになりました。

“とうして人間の世界はふたつにわかれたのだろう”

ピーヒャララ

日が沈んだころ、歓迎の宴が始まりました。ヨナヨナが森の住人を説得し、カンパネラをむかえいれてくれたのです。


うたげも一段落すると、ヨナヨナは大きな木の根に腰をおろし、かばんからアンモナイトの殻をとりだしました。

『それはなんだい?』


カンパネラの質問にヨナヨナがこたえます。

「アンモナイトのオルゴール。この森の人間ならだれでも持ってるわ」

殻についてるハンドルをまわすと、殻から音楽がながれてきました。それは今までに聞いたことない、やさしい音色でした。


カンパネラはしばらく聴きいったあと、「すばらしい音色だね」とニコリと笑って、指でピースサインをつくりました。

「それなぁに?」

『知らないのかい?空中帝国の人間は、うれしいことがあったら、こうやって指を2本立てて、うれしさを表現するんだ』

「こうかしら?」ヨナヨナは、カンパネラをまねて、ピースサインをつくりました。


『アンモナイトのオルゴールは、とてもやさしい音色だね。空中帝国じゃこんなすばらしい音色はないよ』

「気にいってくれてうれしいわ。じゃあ、これはカンパネラにあげる」

ヨナヨナはニコリは笑って、またピースサインをつくりました。

ふたりは小道を歩きながら、たくさんのことを話しました。

『どうやらぼくは、この森が好きになったよ』

「スキ?スキってなに?」

『ん?好きは……“好き”だよ』

「知らないわ、そんな言葉」

『ここには“好き”という言葉はないのかい?』

「それはいったいなんなの?」

『えっと……たとえなにかを犠牲にしても守りたい、というきもちのことだよ』

「じゃあ、“スキ”がある以上、なにかが犠牲になってしまうことがあるということね?」

ヨナヨナの言葉は、カンパネラがいままでかんがえもしなかったことでした。

『自分の好きなものをこわす人をうらんだり、自分の大切なものをうばう人をねたんだり……そうして空中帝国じゃ毎日のように争いがおこってる』

「争いの原因は『スキ』せいなのね。いますぐ『スキ』なんていう感情はすてるべきだわ」

『それはむりだよ。好きという感情は、ながい時間をかけて空中帝国に住むぼくたちのからだにしみついてしまったものだから』

「私には『スキ』という気持ちは理解できない。そんなきもちがあることで、犠牲が生まれるなんて、信じられないわ

ふたりは、人間がふたつに別れた原因が、すこしだけわかったような気がしました。

 

さてここまで!ここからはぜひ絵本で確認ください。どんなハッピーエンドになるのか。

 

 

すべて繋がっている

 

 

《西野さんは25歳のときにすべての物語を書き終えている》

 

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西野さんは、実はその都度絵本の物語を考えているのではなく、25歳のときに一生分の物語を書き終えている

 

その理由は、西野さんが、宮崎駿さんなどの名監督の作品の中で、若い頃の作品が好きなこと。年を重ねると、若い頃のような作品が作れなくなるので、25歳の頃に物語を全て書き終えたそう。だから、、。

 

 

《全ての物語が繋がっている》

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全ての物語を同じタイミングで書いたからこそ出来ること。全ての物語が繋がっている。西野さんの絵本は、一冊一冊物語が始まり終わるのではなく、すべてが繋がってる壮大な物語。

 

数十年後その全体像が見えたとき、本当にワクワクするのだと思う。

 

ちなみに、2017年までに出ている4冊の絵本でも、繋がりがみえる。(詳しくは後述あり)

 

 

 

《絵本の共通点》

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①ボールペン一本で書いている。

西野さんはボールペン一本で全ての絵を描いている。使っているボールペンはCOPIC MULTI LINERの0.03ミリ(超極細)を使っている。4作目のえんとつ町のプペルは作成の仕方を変えた。(後述あり)

 

②共通のキャラクター“マルタ・サンポーニャが登場している。

マルタサンポーニャとは、一作目の『Dr.インクの星空キネマ』のDr.インクのアシスタントとして、キープレイヤーとなっている。オルゴールワールドでは、屋根に座ってオルゴールの音を聞いている。えんとつ町のプペルで、心臓を落としている。このマルタ・サンポーニャがこれからの絵本にも出てきて、何かキーを握っているのか?

 

③ハッピーエンドで終わる。

どの物語も必ずハッピーエンドで終わる。これは作者西野亮廣氏のこだわり。『ハッピーエンドにしか興味がない』とのこと。しかし、『Dr.インクの星空キネマ』の物語の中にハッピーエンドで終わっていないものが。それはどういうことなのか。(後述あり)

 

④曲がある。

すべての絵本にではないが、二作目のZip&Candyと四作目のえんとつ町のプペルにはテーマ曲がある。

 

詳しくはこちら▽

【えんとつ町のプペルも大ヒット】キンコン西野さんの作る歌をまとめてみた。 - ととの青春