【セカオワ】深瀬のことが好きだった!?深瀬は病気だった!?さおりちゃん初小説ふたごで真相がわかる!
Amazonで買い物するならAmazonプライムに入った方がよい。その理由▽
今回は、藤崎彩織ことセカオワのSaoriちゃんの小説「ふたご」の読書感想文を書こうと思う。
こんな人に読んで欲しい
- セカオワ大好きな人(絶対)
- セカオワのことをもっと知りたい人
- ADHDで悩んでる人
- 自分のことが嫌いな人
- 人のことを信じられない人
- 青春したい人
- バンドやりたい人
- 思春期の中学生
- 常識をぶっ壊したい人
この本ではこんなことが分かってしまう。
- Saoriちゃんが深瀬に恋をしていたこと。
- 深瀬は、ADHDだったかもしれないということ。
- Saoriちゃんと深瀬の人生の挫折
- 沢山の挫折や苦労を乗り越えてのバンドが出来るまでの全てを。(ファン必見)
注意!これは“おそらく”だ。
小説に出てくるなっちゃんと月島が、どうしてもSaoriちゃんと深瀬に重ねて読んでしまうから。
僕はセカオワのことが好きになってから、過去の映像や、文章、本、様々なことでセカオワのことを知ってきたけど、
今までで一番セカオワのことがメンバーの細胞のことまで感じれる本だからぜひ読んで欲しい。
小説を読む前に藤崎彩織という作家について
【藤崎彩織プロフィール】
生年月日:1986年8月16日
血液型:A型
生まれ:大阪
育った所:神奈川県川崎
所属:sekai no owari
芸名:Saori
【さおりちゃんの言葉】
Saoriちゃんについて書こうと思う。僕はSaoriちゃんの言葉がめちゃくちゃ好き。なんでかというと、上手く言えないんだけど、さおりちゃんは『天才』ではないから。
ちょいとサラッと失礼なことを言ったけど、めっちゃほめ言葉だし、そんなさおりちゃんに僕は助けられている。
天才たちの言葉って、考えて考えて出したものでなく、インタビューやテレビに出てきたときに、サッと出てきた言葉がほとんどだと思う。
そんな言葉がすぐ出てきてすごいと思うし、みんなが心の奥底で思っていることを表現して、みんなが妙に納得してしまう。
深瀬はどちらかというとそっち。深瀬が書いた歌詞をみると、考えたってよりか、そのまま出たって感じ。その考えがめっちゃかっこいいし、そうか!と色んなことに気付かされる。本当にすごい。
一方Saoriちゃんは違う。Saoriちゃんはいわゆる『普通』の人だ。(褒め言葉!)
『普通』って何?って感じだけど、僕なりの普通は、世の中を『天才』と『その他大勢』に分けるすると、『その他大勢』のほう。
さおりちゃんは、めちゃくちゃ売れているセカオワのメンバーだし、小説も10万部売れてる作家だけど、比較的その他大勢の感覚を持っていて、とても僕たちに近いと感じる。
【さおりちゃんが書いた曲】
さおりちゃんが書いた代表曲に『プレゼント』という曲がある。これを聴いてもらうと言いたいことが伝わると思う。
「知らない」という言葉の意味
間違えていたんだ
知らない人のこと
いつの間にか「嫌い」と言っていたよ
何も知らずに
知ろうともしなかった人のこと
どうして「嫌い」なんて言ったのだろう
流されていたんだ
「知らない」ことは怖いから
醜い言葉ばかり吐き出して誤魔化して
自分のことまで嫌わないで
sekai no owari 「プレゼント」より抜粋
さおりちゃんが学生の頃の自分に向けて書いた曲。もう!響きまくり!こんなときあった!そして、次の歌詞で何度も泣いた!
いま君のいる世界が
辛くて泣きそうでも
それさえも「プレゼント」
だったと笑える日が必ず来る
sekai no owari 『プレゼント』より抜粋
これは辛いときに聴いて何度も泣いた。さおりちゃんが辛いときを何度も経験し、今のさおりちゃんがこう思えてるっていうことがとても勇気を貰える。
そしてサビ。
ひとりぼっちになりたくない
ここにいてよ
その言葉言えなくって
心閉ざさないで
ひとりぼっちにさせないから
大丈夫だよ
その言葉返せるように
強くなりたい
sekai no owari『プレゼント』より抜粋
この歌詞で勇気を貰った人どのくらいいるのだろ。僕は塾講師で、塾の生徒に聴かせて、何人も泣いていた。“ひとりじゃない”と本当に感じれる温かい曲。
この曲を書いたさおりちゃんのことを知りたい人はコチラ
【普通を深瀬に更新されてきた】
さおりちゃんは、近くに深瀬という天才に、いつも『普通』や『常識』をぶっ壊され、その都度考えさせられていた。
それが分かり易い2人のエピソードがある。
深瀬はいつもさおりちゃんに、『○○してみれば?』と言う。それはそれはなかなか難しいことを。
今回の小説もそう。『さおりちゃん小説書いてみれば?』深瀬は“普通”にそう言った。
さおりちゃんは、小説を読むのは好きだが、書いたことはない。書くノウハウなんて持っていない。
だからさおりちゃんは、“普通”に『無理だよ』と答える。僕もそれが“普通”だと思う。
でも深瀬は“普通”に『なんでやってないのに無理って分かるの?』と聞く。本当に嫌みなく。本当に“普通”に。
そこでさおりちゃんは、戸惑いながらも自分の“普通ではなく、深瀬の“普通”を選び、挑戦する。
こんな風に小さい頃から、深瀬に“普通”や“常識”壊され、更新してきた。
何が言いたいかと言うと、さおりちゃんは世間のその他大勢の“普通”の感覚も知っているし、それを破る大切さも知っている。そして破る大変さも。
仲良くなった中学生のころから、どんな風に深瀬に常識をぶっ壊されたか読んでほしい!
『ふたご』あらすじ
「ふたご」のあらすじはセカオワについてなぞると分かり易い。
【さおりちゃんは深瀬に恋していた!?】
主人公はなっちゃん。そして、一学年上の先輩の月島が登場する。
なっちゃんと月島は不思議な関係だ。なっちゃんが中学生二年生でのころは毎日のように会い、沢山のことを話した。
月島が高校に行ってからは、少し連絡を取らなくなったが、偶然道で再会してからは、毎日電話をした。2人は付き合っているわけでわない。
月島が高校での生活やあったことをなっちゃんに話すのだ。それをなっちゃんは、「うんうん」と聞いたり、言葉遊びをしたりしていた。
その会話の中で、月島が「好きな人がいる」と言う話をした。そのときなっちゃんは、不思議な気持ちになった。「わたしと君はどんな関係なのだろう」。兄弟でもなく、友達でもなんか違う、もちろん恋人でもない。
でもハッキリしたことがある。「わたしはきっと月島に恋をしていた」なっちゃんはそう思っていた。
【深瀬はADHD!?月島という人間】
月島は、高校を辞めた。なんのために頑張るのか分からないからだ。
みんなが数学者になるわけでないのに数学を勉強したり、スポーツ選手になるわけでないのに部活を頑張ったり、理解出来ないのだ。だから月島は、学校を辞めた。
そこから月島のお父さんの提案で、アメリカに留学することになった。
しかし、アメリカに行ってから一週間。月島は、なっちゃんに毎日のように電話して、愚痴をこぼしていた。「帰りたい」「つまらない」「頑張れない」。
なっちゃんは、愚痴を聞くのにうんざりしていた。月島のことを可哀想とは思えなくっていた。
なぜかというと、アメリカに行くと聞いて寂しい想いをしていたのはなっちゃんだった。
だって、好きな人、そして、毎日のように電話していた相手がいなくなるから。
なっちゃんはその寂しい想いを伝えることなく、自分で乗り越えようとした。ピアノを一生懸命、ひたすら弾くことにより、その感情を隠そうとした。
なのに、、、。月島はアメリカに行ってからも電話を掛けてきて、しかも話すのは愚痴ばかり、、。
「わたしはこの一年こんな想いだったのに」なっちゃんは、つい月島を責めてんしまった。
責めてはいけないと分かっていたけど、「帰りたい」という月島に『帰ってこないで』と伝えた。
すると、電話の向こうガタッという音が聞こえた。月島は泡を吹いて倒れた。そのまま病院に入院し、日本に帰ってきた。
病名は「ADHD」。
月島は、頑張りたくても頑張れない。朝早く起きようとしても起きれない。周りからは、頑張ってないように見える。そんな目に辛い想いをしていた。
ひどいときは、カッターを取り出し、なっちゃんの首に突きつけたこともあった。
強い薬を飲んで苦しんで、、。
その様子が分かるセカオワの楽曲がある。
『銀河街の悪夢』
この楽曲のもっと詳しい様子が小説を読むと分かる。
【セカオワ誕生秘話!?ライブハウスを作る】
薬も少しずつ減らしていった月島は、なっちゃんを呼び出し、賃貸物件の資料を見せながら、突然ライブハウスを作ると言い出した。
なっちゃんは、また常識をぶち壊された。『バンドするのに、ライブハウスを作る?』それは当然の疑問だ。毎月十万の家賃を払うなんて出来るだろうか?今までなんでも投げ出してきた月島はまたすぐ辞めるのではないか?
そんな疑問を持ってるなっちゃんに対し、月島は当然のように、なっちゃんを仲間の数にいれていた。
なっちゃんは『え!?何でわたしも入ってるの?バンドやらないよ?』と驚いた。
月島は、『ライブハウスでピアノの練習すればいいじゃん』と謎の提案。
「何でわざわざ家で練習出来るピアノをここでやらなくてはいけないのだろう?」
そんなことを思っていると、月島言った。『嫌ならいいよ』
月島はいつもこれだ。『嫌ならいいよ』これを言われるとなんだか断れない。なっちゃん、「や、やるよ」と返事した。
ここからライブハウス作りが始まった。
お金はみんなでバイトしながらなんとか家賃を払った。大学行って、バイト行って、ライブハウスに帰ってきて作業して。
辛いこともあったけど、そこにはいつも誰かがいてくれて。
壁紙をはがし、天井を壊し、ソファを置いたり、毎日が青春だった。
今までセカオワ好きになって、過去のインタビューとかめっちゃ見てきたから、セカオワがライブハウスを作ったことをもちろん知っていたけど、詳しいことは知らなかった!知りたいと思ってた!
この小説で、今まで明かされなかったライブハウス作りの詳しい内容を読むことが出来て、読んでるだけで、めちゃくちゃワクワクドキドキした!こんな青春したいって思う!こんな仲間欲しいって思う!
今からでも青春したい人読んだらいろいろ動きたくなるよ!
感想
セカオワの大ファンの僕が一言でいうと、買って読んでよかった。セカオワの細かい昔の話を全て知れた気がした。
本当にパーソナルな部分まで。
五年かけて、書いたこの小説は、さおりちゃんの努力の結晶だと思う。
さおりちゃんは、作品を作るとき本当に本当に何回もやり直し、苦しんで作るイメージ。そのぶん、さおりちゃんの気持ちが一文一文に乗っかっている。
その気持ちが伝わるから好きなんだよなぁ。
自分のことを嫌いになりそうとか、他の人と比べちゃうとかで苦しんでいる人多いと思う。そんな人に読んでほしい。
だってこの小説は、その苦しみを乗り越えた人が書いた『僕たちの希望』なのだから。
【追加】
ふたごの次に出されたさおりちゃん第2弾。
「読書間奏文」
今回は小説じゃなく、よりセカオワ、さおりちゃんのことがよく分かる本。さおりちゃんの考えや好きなウイスキーのこと、セカオワハウスのことなどなど書いてある。
さおりちゃんの文章が好きすぎる。その場の風景が見えてきて、そのときのさおりちゃんの気持ちが伝わってきて、等身大のさおりちゃんが見える。そんな本でした。
Amazonで買い物するならAmazonプライムに入った方がよい。その理由▽
関連記事