【引っ込み思案】行動することに『勇気』なんていらなかった。
えんとつ町のプペル展が終わったとおるです。
僕はこの一年間青春しました。
- 6300人来た個展のスタッフやったり。
- 850人の人と写真撮ったり。
- 天才万博のオフ会の幹事やったり。
- 自分でイベントやってみたり。
- 全国のプペル展を見に行ったり。
とにかくいろんなことをやった。青春した。
みんなから『勇気あるね!』『行動力あるね!』と言われるが、本当に僕が青春出来たのは勇気があったからだろうか。。
ここだけは勘違いしてほしくなくて、僕は、『引っ込み思案』なのだ。引っ込み思案の僕が青春出来たのだ。
元々こういうことやる性格じゃなくて、むしろ小学生のころは人前に出るだけで、緊張し過ぎて泣いていたし、体育祭などの行事はなるべく目立たず、早く終われー!って思ってた。
会ったことある人にこれをいうと、『嘘やん!』と必ず言われるけど、本当やねん。
『嘘やん!』と思う方にぜひ今回のブログを読んで欲しい。
今回のブログは、青春してなかった過去とこの一年青春出来た理由を書こうと思う。決して『勇気』なんかじゃない。
漫画しか読んでいない学生時代
【人の目を気にする中学生】
僕は、間違いなく引っ込み思案だった。特に中学、高校時代。
あ、学校じゃ普通に話すよ。ちゃんと友達もいたし、バスケ部入ってて、一応レギュラーで県大会ベスト8まで行ったよ(←書かなくてもよい自慢)
これだけ聞くと引っ込み思案じゃないけど、心の奥そこでは人と話すのがめちゃくちゃ怖かった。
『これを言ったらどう思われるだろ』
『これをしたら嫌われちゃうかな』
『あ!絶対おれ嫌われてる』
毎日そんなこと考えてた。
特に女子とはほぼ一言も話してない。話しかけてくれる優しい人いたけど、話して変なこと言って嫌われると思っちゃって、上手く話せなかった。今となっては「ちゃんと話さないそっちのほうが嫌われるわ!」と分かってるんだけどね。
だから学生時代はほとんど恋愛していない。すこーしだけはあるけど、それはまた今度。
【休みの日の友達は漫画】
男友達も学校では話すけど、放課後や休みの日は遊ばななかった。毎日学校で、人の目を気にして過ごしてて、めっちゃ疲れて。
だから、休みの日は家から出なかった。漫画ばかり読んでいた。
お小遣いはすべて漫画に使っていたと思う。ブックオフ行って、一冊100円の漫画を10冊くらい一気に買って、お菓子とジュースも準備して、自分の部屋てずっーと読んでるのが幸せだった。読み終わったらまた買いにいって、、その繰り返し。
いつの間にか漫画は800冊くらいになっちゃった。そのせいでいつも母ちゃんに怒られてたぜぃ。それでも買い続けて買い続けて、今でも買い続けちゃってる。ワンピースもうすぐ新刊発売日、楽しみだ。
【本当は青春に憧れてた】
中学高校と、嫌われないために人と話すことを避けて、家で漫画読むの好きで、早く体育祭終われーって思ってて。
そんな僕だけどね、本当は青春したかった。
体育祭でみんなでバカ騒ぎしたかったし、合唱コンクールで勝って負けてでみんなで泣きたかったし、もちろん恋愛もしたかった。
したかったけど、嫌われるのが怖いという気持ちのほうが強くて、前に行けなかった。
体育祭で前に出て友達をガムシャラに応援してる奴、負けて泣いてる奴、可愛い女子と甘酸っぱい恋してる奴。。。めちゃくちゃカッコいいよね。羨ましかったぁ。
漫画も今考えると、スポーツ漫画ばかり読んでいた。スラムダンク、シュート、アイシールド21、タッチ、H2、、、よっぽど青春したかったんだな。昔のおれ。。。
三十路突入、突然青春したい病に
【誕生日に襲われた謎の不安】
去年2016年の10月3日。僕は30歳の誕生日を迎えた。
そのとき、訳の分からない不安に襲われた。胸のあたりがゾワゾワっと。ガサガサっと。グリグリっと。チントンシャンテントンと。
とにかく訳の分からない不安が突然来たのである。その不安の正体はのちのち分かってくるのだが、この時は本当に分かんなくて、とりあえずこの不安が消える方法がないか、探しまくった。
【魔法のコンパス~道なき道の歩き方~】
西野亮廣著『魔法のコンパス』。その不安を消すための答えはないかと、夢中になって読んでいた。なんかこの本に答えがあるような気がして。
そこで僕を動かす決めてになった言葉が。あとがきの最後の言葉。みなさんご存知でしょ?さぁ大きい声で言ってみよう。さんはい!
『ドキドキしてる?』
、、、。
そう、この言葉。『ドキドキしてる?』
なんか分からないけど、この言葉に刺激を受けて、『30歳なんかしないとやべぇ!』ってなった。この言葉が、青春魂に火を付けてしまったのだ。
のちのちアメトーークでこの言葉が、東野幸治にいじられ、次の日からギャグ化してしまった時の僕の心境は、、、、。言うまでもない。
【え!?素人でも個展を開くチャンス!?】
モヤモヤーっと、モサモサーっとしたこの気持ちは数日経とうが落ち着くことはなかった。どうやればこの気持ちは落ち着くの?悩んでも悩んでも、何も変わらなかった。
魔法のコンパス読んでから西野亮廣の行動は常にチェックしていた。Twitter、Facebook、ブログ。そして当時はえんとつ町のプペル展を無料開催するためのクラウドファンディング。
運命を変えたのは、そのクラウドファンディングのこのリターン。
『えんとつ町のプペル展を開く権利』
ズッキューーン。あれ?ソワソワするぞ?えんとつ町のプペル展を地元大洗でやったら。あれ?ドキドキするぞ。あれ?これなのか?え?お?あーーーー!
買うのか?買うのか!?
(゜ロ゜;)
いや、すぐには買う勇気はなかった。だって、元々引っ込み思案だもの。やる勇気なんて持ってなかった。怖いよやっぱり。
でも日に日にドキドキが高まってくる。同時に誕生日のときの不安も大きくなる。行動するしかない。
忘れもしない10月15日。もう我慢出来へん。ドキドキも。不安も。もう爆発寸前だった。
【運命か?偶然か?必然か?】
よし買おう。そう思った。買う直前その前にFacebookを見ていた。すると、ある投稿が。
『みなとみらいでプペル展を開きたい』
西野さんが投稿をシェアしていた。
え。みなとみらい?
僕は五年間横浜に住んでいたのだ。いわゆる第二のふるさと。そんな横浜でプペル展?
そのFacebookの記事を読んだ。めっちゃソワソワした。ドキドキした。これだ。この人と一緒にプペル展やろう。
速攻メッセージを送っていた。『一緒にプペル展やらせてください』。 そこから、僕の青春はスタートした。
行動出来たのは勇気じゃなく不安やドキドキ
僕が行動出来たのは、30歳で青春出来たのは『勇気』があったからではないと思う。人一倍ビビりで、不安がりで、引っ込み思案だからこそ行動出来たんだと思う。
意味分からないかもしれないけど本当に。
30歳になって、このままでいいのか不安で不安で。不安すぎて、行動した。
みんなだって、たぶん『あと五分以内にバンジージャンプしなければ地球が爆発する』ってなったら、絶対バンジーするでしょ?それって勇気とは違うでしょ?
意味分からないかもしれないけど、そんな感じだった。もう動かないと人生おしまいみたいな感じで動いた。
だから僕に勇気があったわけではない。
もし今これを読んでいるあなたが不安なことがあったら、それは行動するチャンスかもしれない。
僕はその不安のおかげで、最高の時間を過ごすことが出来た。
不安ありがとう。